フルート吹きが何やら記録を残したいようです。

フルート指導を受けている筆者が気づいたこと・書き残しておこうと思ったことへの公開記録帳。

導音の替え指2〜g6-f#6

 まず、前回の「導音の替え指1」記事の記載事項について。

導音の替え指1〜d5-c#5/d6-c#6 - フルート吹きが何やら記録を残したいようです。

 

 フルートの奏法で言う導音の解釈、違っていたようで。

 楽譜上、A-b-A(Aとbの間は半音下がる。稀に上がる場合で使うと解釈することもあるようです)という音遷移する場合に用いる奏法で、Aを主音とする時、bを導音と解釈するようです。

 導音が主音に近づこうという性質から、導音bを高めに取るということですね。

 音階上の「主音と導音」はこちらの解説を。一番下の説明をどうぞ。

楽典:音階

 

 さて、先日のレッスンでd-c#の導音奏法について課題として18課No.1を出されOK貰い、次の課題は18課No.2です。

Méthode de flûte (Altès, Joseph-Henri) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music

 

 新たに習得する替え指はg6-f#6です。

 

・g6-f#6

 g6:L2・3・4 / R5(Es)

 ※f#6:L2・3・4 / R2・5(Es)

 

 この運指も使う機会結構あるそうです。

 なお、アルテスの導音運指(B表)では「R2を穴半分閉じる」と指示されていますが、普通に閉じる(全部閉じる)で良いそうです。

 

 ちなみに18課No.2の9小節目、c#6-d6-c#6に注記がついています。

 この注記、わざわざ「非常に重要な注意」と書かれていて、超要約すると「b-A-bの組み合わせではあるが導音運指を絶対に使え」と。

 ただ、訳注で「今でも確かにc#6を音程高く取りたい時に使うけど、運指のために安易に導音運指使うのはいけないよ」と書いてあり、私の先生の指導では「導音運指不要」との判断でした。

 

 先生に「導音運指ってどこまで習得必要です?」というのを遠回しに聞いてみたんですが、「今ここまでの導音運指使うこと、現代音楽奏法でもしない限りまずないので、指導している以外の運指は無理に習得する必要なし」とのことでした。

 まあ覚えて損はないとは思いますが、習得の優先順位付けはあるようですね。

 

 実はNo.1練習の際に、指示された導音部分以外は通常運指のパターンと、楽譜上の導音運指指定された部分を導音運指で練習したパターンと両方やっておいたのですが、上記の先生の発言から後者の練習パターンはそっと披露せずに終わりました(笑)。

 まあやっておいていいとは思いますけどね。

 

 あと、b5-a#5の導音部分では、Aisレバーを使いなさいとの指示でした。

 Aisレバーについてはこちらの記事をどうぞ。

b♭の3通りの運指の使い分け。 - フルート吹きが何やら記録を残したいようです。

 

追記:

最初に書いた際の記述はオクターブ間違えて記載していました。

今回の記事はx6(=高音域)が正しいため、修正いたしました。

ここではx4(=低音域)、x5(=中音域)、x6(=高音域)と記載しています。

最高音のcはc7の記載となります。

 

ああ、今音名を大文字で全部記載してしまっている事に気がついてしまった…。

音名は正しくは小文字記載するべきなんですよね…。

(コードの記載が原則大文字のため、音名は原則小文字を使用する)

これも今のうち、全記事の記載を随時修正していきます。