フルート吹きが何やら記録を残したいようです。

フルート指導を受けている筆者が気づいたこと・書き残しておこうと思ったことへの公開記録帳。

導音の替え指4〜a6-g#6/f#6-f6 ・ h-mollのf#6-b6アルペジオ

 このところ、社会人たる大人の事情で心身共に疲労感満載の中練習し、レッスン行ったら先生にいきなり「体調悪そう」と指摘されました。そこまで見抜きますか…。

 日中も色々な騒動に追われつつ、超偉い人の歓送迎会やら、超偉い人から表彰される表彰式やら、新人歓迎会やら、同僚との情報交換会やらあって、飲みの席の後に練習行ったりしてることを世間話として話したら、先生から「そこまで身体に無理してまで頑張らなくていい。頑張りすぎ」と言われました。

 そうか……頑張りすぎなんだ。まあ確かに倒れるまで全力で走って倒れる性分で、真面目過ぎて倒れるタイプとは良く言われるけど(笑)

 

 そんなこんなでよく順調に進んでると自分でも思いますが、アルテス18課No.4です。

 毎度恒例のアルテス無い人向けのリンクです。

Méthode de flûte (Altès, Joseph-Henri) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music

 

 今回のNo.4(F-dur)での習得導音運指は、a6-g#6/f#6-f6です。

 

・a6-g#6

 a6:L1・3 / R2・5(Es)

 ※g#6:L1・3・4・5 / R2・3・5(Es)

 

・f#6-f6

 f#6:L1・2・4 / R4・5(Es)

 ※f6:L1・2・4 / R2・4・5(Es)

 

(※が導音運指です)

 

 a6-g#6は19小節目に最初登場、f#6-f6は26小節目に登場します。

 これから楽譜読みして練習はじめるのですが、f#6-f6は確か音色も安定して出るので、活用する場も多いと聞きました。

 

 この曲、F-durなので、b♭はブリチアルディキー使う場面もあるのですが(但し、b♮も結構あるので、運指要注意ですね…)、f#6を演奏する時は、ブリチアルディキーの使用はNGです。というか、音鳴らないです。

 以前私は♭調の時は基本ブリチアルディキー使っていたため、f#6が本当に鳴りが悪くて何でこんなに鳴らないんだろうと思っていたら、ブリチアルディキーが原因と指摘され、実際通常のL1で鳴らしたら、驚く程あっさり鳴ったという…。

 これも結構知らない人いるような気がします。

 

 あとこの曲、12/8拍子で、基本8分音符×3で1拍の4拍子な訳ですが、18小節目や20小節目のようなリズムパターンをスタッカートとスラー含めて正しく演奏するのがポイントのようで、最初は8分音符刻みで正しく演奏出来るようにして4拍子で演奏出来るようにする必要があります。

 最近楽譜のスラー、スタッカートを反映したタンギングアーティキュレーションがどんどん難しくなってきており、そこにブレス位置パズルや運指パズルも絡んでくるので、どんなゲームよと思ったりもします。ゲームと一緒にしたら怒られるかなぁ…。

 (余談ですが、ゲーマーは楽器習得能力高い気がします。パターン操作や瞬発力や判断力要求されたりするところは割に楽器の演奏能力と被る部分あると思われ)

 

 復習コーナー。ここまでで習得した運指はこちら。

 ・d5-c#5 (No.1)

 ・d6-c#6 (No.1) ⇒導音の替え指1〜d5-c#5/d6-c#6

 ・g6-f#6 (No.2) ⇒導音の替え指2〜g6-f#6

 ・f6-e6 (No.3) ⇒導音の替え指3〜f6-e6

 ・a6-g#6 (No.4)

 ・f#6-f6 (No.4) ⇒この記事

 

 それと今回はh-mollのアルペジオについて書き残しを。

 h-moll (ロ短調、#2つ)のアルペジオで、f#6からb6に遷移する際ですが、b6運指の際、D#トリルレバーはR3(右手中指)を必ず使うこと、だそうです。

フルートのしくみ:パーツの名前を知ろう - 楽器解体全書PLUS - ヤマハ株式会社

 恐らくf#6でR4(右手薬指)を使うため、同じR4で指遷移するより、R3を使った方が指遷移上安定するからと思われます。ブリチアルディキーでb-b♭遷移で同じ親指ズラすと早い遷移やりにくいのと似たような理由なんでしょうかね。

 あと、今b6運指表をたまたま複数見ていたら、なんかb6とかb♭6運指でR5(Es)押さえている運指表とかあるんですが、これ誤植なのかなぁ…。基本b6やb♭6はR5(右手小指)は押さえないはずです。先生も右手小指は必ず離すようにと言われていますし。