フルート吹きが何やら記録を残したいようです。

フルート指導を受けている筆者が気づいたこと・書き残しておこうと思ったことへの公開記録帳。

頭部管位置と歌口の大事な関係

 先生に指導を受けはじめてから、ずっと注意され続けている事があります。

 歌口に唇を塞ぎすぎと。レッスン受けはじめた当初、1/3位塞がれてたようです。

 歌口に唇塞ぐ程度は1/4位。簡単に言うけど、これが簡単に修正出来ないものです。

 

 結果、先生により頭部管と胴部管にマニキュアでセット位置のマーカーつけられました。

 普通は頭部管の歌口中央と、胴部管のキー中心位置が真っ直ぐセットされるのですが、私の場合この位置だと塞ぎすぎる癖が抜けないので、頭部管の歌口を手前側に1.5cm回されたところを定位置にされました。

 

 なんで癖が抜けないのか。

 長年それで音を聴き続けているので、この状態で鳴る音が透明感薄れているような気がして、無意識に昔同様の音を求めて歌口塞ごうとしてしまう。

 これが本当に厄介で、外向きに唇位置を意識して音の鳴る息位置を探り当てて、良い音が出るようになったらそこで定着化させるのですが、今までの吹き方や音の慣れとの戦いで時間掛かってしまってるのです。

 

 しかしながら、これ本当に直さないといけないんです。

 理由は次の通り。

 

・どれだけ頭部管入れても音程下がってしまう

 フルートの音程チューニングは頭部管を胴部管にどれだけ入れるか抜くかで調整するのですが、これが頭部管どれだけ入れても音程下がる。

 そして、チューニング440Hzで調整したとしても下がる。

 今は基本442Hzが基本なのだそうで、現代の楽器も442Hz基準で製作されてるようです(下記リンク参照)。

 にも関わらず、440Hzでチューニングしても音程低いというのはやはり問題です。

 これの原因、歌口塞ぎすぎる事が原因のようです。

 音が低くなると全般的に暗くなりがちですし、また他の楽器との音程が劇的に合わなくなるので、全体的に安定的に442Hzから下がらないようにしないといけない。

 

・高音域が軽く鳴らない

 昔b♭6以上の音がきちんと鳴らなかったのですが、これも歌口塞ぎこみ過ぎで、息の角度の関係で高音鳴らない状況になっていたようで、実際唇の位置を直したら、あっさり安定して鳴るようになりました。

 もし同じ事で悩んでいる人がいたら、これも原因の可能性あります。

 最高音付近の音域が力まずに出るのであれば問題ないのですが、息量力まないと出ないというようであれば、唇の位置を塞ぎ込まないように外向きに調整してみてください。これで改善されるようなら、私と原因同じかもしれません。

 

・低音域の音量が出ない

 これもまさかのこれ原因。低音域は高音域と逆に息が内側に入っていった方が音量出るのですが、あんまり唇塞ぎ過ぎると音量が思ったように出ない。

 低音域の音量、発音、そして音遷移の上で安定した発音出来るようになるのに苦労しているので、今後もこの辺りの課題をずっと試行錯誤していく必要ありそうですが。

 

 アンブシュアに関わるこの問題は結構根深い問題で、吹く都度神経質にならないようになるまで、位置関係に慣れ、良い音色を維持出来るようになれば、恐らくそれで乗り越えられるとは思いますが、どうも一朝一夕にはいかないようで。

 

 こういった問題は先生に指導を受ける事でチェックを受けられ、改善出来る事でもあるので、先生に習ったことない人もクリニックや講習会ある際にチェックを受けた方が良いと思います。

 出来れば継続的にチェックして貰った方が良いのですけどね。