フルート吹きが何やら記録を残したいようです。

フルート指導を受けている筆者が気づいたこと・書き残しておこうと思ったことへの公開記録帳。

導音の替え指5〜e♭6-d6 / b♭6-a6

 ようやく導音運指の続きが書けます。

 慌てなくてもいいのですが、元々自分の備忘録的に書いているものなので、自分が忘れてしまうと本末転倒なんですよね…。

 そして、久し振りに記事書いてると、書いている記事が消失。涙目…。

 (という訳で二度目の書き直し中です…)

 

 さて本題。今日はアルテス18課No.5です。

 毎度恒例のアルテス無い人向けのリンクです。

Méthode de flûte (Altès, Joseph-Henri) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music

 

 今回のNo.5での習得導音運指は、e♭6-d6 / b♭6-a6です。

 

e♭6-d6

 e♭6:L1・2・3・4・5 / R2・3・4・5(Es)

 ※d6:L1・3・4・5 / R2・5(Es)

 

b♭6-a6

 b♭6:L1 / R2・3(d-trill)

 ※a6:L1・3 / R2・3(d-trill)

 

(※が導音運指です)

 

 e♭6-d6は8小節目、b♭6-a6は79小節目に初回登場します。

 どちらの運指も最初は指がふらつきます。

 e♭6-d6はd6の際に左手人差し指と右手中指・薬指が同時にキーから離れます。

 これ、最初の頃は指が思うようにキー離す時の同期取れないです。

 あと、b♭6-a6は左手運指の支えが安定しているかが鍵です。

 元々b♭6の運指が普段から安定して支えられているかどうかが出ます。

 これらは何度も繰り返し練習し、かつ音も良く聴いて極力音色が濁らないようにする必要があります。練習しがいがありますよね。

 

 この曲、アーティキュレーションの練習とシンコペーションの練習兼ねてます。

 冒頭からスタッカーティシモが登場し、スラーとメゾスタッカート、スタッカートが出てきます。

 スタッカーティシモ、スタッカート、メゾスタッカートの違いはこちらで。

楽典:アーティキュレーション

 これらの使い分けがきちんと出来る事が本曲の課題だと思っていいです。

 17小節目の3連符と次の小節の(8分音符+16分休符+16分音符)×3のこのパターンのシンコペーションを正しく演奏出来るか。

 練習のコツは三連符の小節は1拍毎でリズムを取り、次の8分と16分の小節は8分音符基準で正しくリズムを刻む練習をします。8分で怪しければ16分音符基準で刻んで練習してリズム把握して8分→4分でリズム取れるようになりましょう。

 

 そして、33小節目からの16分音符のシンコペーションタンギングとスタッカートが正しく演奏出来るかが試されます。

 先生によると、51小節目のからのシンコペーション、楽譜をきちんと読み取って演奏しないと、今何処演奏しているか迷子になる人が続出するらしいです。

 音型のパターンを良く読んで、混乱招く場合は覚えてしまった方がいいかもしれません。私は特に混乱なく演奏出来ましたが。

 むしろここについて言うのであればブレスがもたなくて、途中何処で息取るかの方が問題でした。もう少し息のコントロール出来るようになりたいなぁ…。

 

 という訳で導音運指の課題曲の中でもなかなかの歯ごたえある課題ですが、やりがいある曲なので、頑張って練習しましょう。

 勿論、今まで課題で出てきた運指については、運用していくこと前提です。今まで覚えた運指もしっかり使えるようにしていきましょう。

 

 復習コーナー。ここまでで習得した運指はこちら。

 ・d5-c#5 (No.1)

 ・d6-c#6 (No.1) ⇒導音の替え指1〜d5-c#5/d6-c#6

 ・g6-f#6 (No.2) ⇒導音の替え指2〜g6-f#6

 ・f6-e6 (No.3) ⇒導音の替え指3〜f6-e6

 ・a6-g#6 (No.4)

 ・f#6-f6 (No.4) ⇒導音の替え指4〜a6-g#6/f#6-f6

 ・e♭6-d6(No.5)

 ・b♭6-a6(No.5) ⇒本記事

 

 導音記事もあと1回。最終回もなるべく近日中に記載予定です。