フルート吹きが何やら記録を残したいようです。

フルート指導を受けている筆者が気づいたこと・書き残しておこうと思ったことへの公開記録帳。

フルート吹きなら必ず通る、息のマネジメント問題。

 このblog、書かれる内容が超ピンポイント過ぎて、読み手が極めて限定される話題しか書いていないのですが、お読み頂く方がいらっしゃって、自分の備忘録とはいえ励みにさせて頂いています。

 内容的にようやく中級に踏み出した位の内容なので、果たして役に立っているのか心配なのですが、出来の悪さを努力でなんとか帳尻合わせしているような状態なので、逆に返して言えばだからこそお役に立てるといいなぁ、と思っております。

 出来なくて苦労しているからこそ理解出来る事もあると思うのです。

 …と自分を言い聞かせて練習に励む日々です。

 最近は「宴会場(の入り口に)追いかけられて逃げまとう」夢を見ているような日々が続いているため、練習時も疲れ気味なのですが。

 いえ、宴会場に追いかけられる夢だかといって、宴会している訳でもなく、宴会より温泉入りたい心境です。温泉に追いかけられる夢なら、喜んで飛び込みます(…熱湯風呂のフラグかこれ…)。

 まあ宴会場に追いかけられるという夢もどんなシチュエーションかと謎とは思いますが、敢えて詳しく書かないでおきますので、皆様のご想像にお任せします。

 

 という夢オチで終わるのも何なので、今日はブレスコントロールのちょっとした話を。

 

 フルート吹きでよっぽど最初から奇跡的に出来る人でもいない限り、皆悩む問題の一つがブレスコントロールだと思います。

 もの凄く要約して言うと「息が持たない」問題ですね。

 ブランク前はこれ今思う程凄い気にしていた訳ではないのですが、復帰してこれは苦労することになるな、と思ったのがこの問題なんですよね。

 今でもブレス位置まで息が間に合わない時あります。こっそりブレスして、タイミング悪いと先生にバレて位置についてのお説教を受ける訳です(結構現在進行形)。

 吹奏楽やマーチング等のアンサンブルなどはパート内で調整すればブレス問題何とかすることも出来なくないのですが、ソロの場合は逃げようがない場合が多いため、結構これ切実な問題になるんですよね。

 

 要は息の残量管理と、音を出すためにどれだけ息の量を使えばいいのか。

 息のコスト管理が必要になる訳です。

 ただ、息を経済的にケチればいいという訳ではなく、音量と音色を維持しながら息の流量のコントロールをする必要がある訳で、そう考えると難易度高いじゃん、と頭の中では思うことになる訳ですよ。

 多分、同じ事を考えて悩む人は多いと推察します。

 

 ただ、フルート吹きの全てが肺活量多い訳ではないでしょうし、呼気量勝負の楽器という訳でもないと思うのです。

 とすると、ちょっとは何か手立てがあるはずなんです。

 

 という訳で、試行中の対策少し挙げてみます。

 これが役に必ず立つか、という事は保証出来ないですが、参考程度に。

 

腹式呼吸を意識して、腹圧で吹く事を意識する。

 腹式呼吸は、以前こちらの記事でも少し書きました。

 最低音が鳴りにくい人のために〜フォームや息の支えの重要性

 腹圧を使って息を使うようになると、息の流量コストが減ります。

 私は指導を受ける前は息量を無駄遣いしていると言われたのですが、多分この腹圧を使ったコントロールが出来ていなかったからなんだろうと思います。

 

・アパチュア(唇から息を出す時に出来る隙間)の大きさと唇の締め具合

 アパチュアが大きすぎると息の流量コストが上がります。そして、唇を締めすぎても息の流量コストが上がるようで、唇の緊張感を自然体にした方が楽な上に息の無駄遣いにならずに済むようです。

 結構唇の締めすぎ(=緊張させすぎ)な状態で吹いている事に気付かない場合もあり、指導を受け始めた頃はこれで口角周りがもの凄く疲れてしまったりしました。

 練習始める際にロングトーンする際、唇をなるべく緊張させないで、ナチュラルな状態で良い音が出るように意識すると、少しずつその感覚がつかめるようになります。

 (練習時、最初の唇や口の筋肉の状態が一番ナチュラルな状態なので、この時に試行すると分かりやすいと思います)

 

・ブレス取る時に口からだけではなく、鼻から同時に息を取る

 ブレス取る時に口からだけ取ってる人、結構いるのではないかと思うのですが、口からと同時に鼻からも息吸うようにしましょう。

 これだけでもブレス持ちが全然違います。

 この鼻から息を取り、それと合わせて口から取った息を使うというのは、これを工夫すると実は循環呼吸の技術に繋がるようなんですが、循環呼吸までに至らないとしても、これを意識して実践出来るようになるだけでもかなり使える息の量は体感で増えます。

 ちなみにこれ訓練してたら、無呼吸症とか改善するんですかね…。

 

 私自身も試行錯誤の最中で、webを放浪してみたり、先生にアドバイス貰ったりしている最中ですが、実践すればすぐに劇的に改善するものでもないと思うので、地道に練習していきたいと思います。

 

 余談ですが、数年前にとある事情で肺活量の検査を受けた事がありましたが、その際の検査結果は標準の人よりはやや上だった記憶があります。

 ということは…やっぱり息マネジメントが下手という事なんでしょうねぇ……。