社会人のための練習時間計画。
久し振りにblog記事書けると思い、HatenaBlogのエディット画面開いたら、知らない間に画面変わってて、一瞬なんじゃこりゃと焦りました。
ツールバーがカスタマイズ出来るようになっていて便利になりましたね。
仕事が突発的に忙しくなったり、色々な優先事項が突発的に入ったりでなかなか書けなかった訳ですが、フルートの練習やレッスンは練習時間のやりくりを行って続いています。
前にここ書いていた頃は導音が終わった頃でしたが、今は短前打音(アルテス2巻20課)がもうすぐ終わるところです。途中練習時間が思うように取れず、泣きが入る悪戦苦闘振りを見せましたが…。
レッスンの振り返りはまた改めて書こうとは思いますが、暫くの間「小ネタを小出しに書いていくシリーズ」で書いていこうと思います。
中には「そんなネタ今更」というネタもあると思いますが、ご容赦を。
そんな「小ネタを小出しシリーズ」第一弾となる今日の話ですが、なかなか練習時間の取れない社会人の苦労と思われる練習時間の捻出について書いてみようかと。
予め念を押しておきますが、こういう話題は「誰もにとっての正解」はないです。
最終的には「自分にとってはこの方針が正解」というのを自分で選択していくものですが、他の人はどうやってるんだろうという参考程度にしてもらえれば。
レッスン受ける場合も、楽団で演奏会などのための曲を演奏する場合でも、個人練習というものが必要です。よっぽど初見力と演奏テクニックに長けてる人でもなければ。
(そんな技術持ってたら、かなりのプロだと思いますけど)
そうすると、練習時間と練習場所の確保という問題が浮上してきます。
そして、社会人の場合このどちらも問題になる場合があって、それは楽器奏者にとって趣味としての楽器演奏を継続していくかどうかすら左右する場合もあります。
そして今回は「小ネタを小出しにシリーズ」なので、練習時間の話に絞ります。
社会人の場合、まず仕事に左右され、かつ場所に左右されるのですが、今回は場所の問題はクリアされているものとして考え、練習時間の取り方と使い方を考えます。
例えば、一週間7日で週に4時間練習出来たとします。
この場合、考え方としての選択肢として次の方法が考えられます。
方法1) 2日×2時間練習、もしくは1日×4時間
方法2) 平日や週末で4日×1時間、もしくは30分×4日、1時間×2日
私はこの場合は「方法2」の考え方で練習しています。
理由は2つ。
・毎日繰り返し練習をすることで経験や感覚を定着させるため
・毎日違うコンディションを安定させるための感覚を身につけるため
時間を纏めて練習した場合、次の練習の際に経験や感覚のロールバックの比率が高くなるため、できるだけロールバックの比率を少なくする(=時間のロスを少なくする)方針を取りました。
また毎日のコンディションの違いに対してどうするかの経験を積むことで、安定して演奏出来るようになるのでは、という考えにより一日辺りの時間が少なくとも「継続性を優先」することにしました。
そのため、平日仕事帰りに予定がなければ極力1時間は練習するようにしています。
1時間が難しければ30分集中して練習するのでも良いとも思っています。
長い時間練習していると集中力が切れることもあり、短時間集中して練習することで、極力取れる時間が少なくとも練習密度を上げる方向でやっています。
例えば30分しか練習出来ないとします。
この場合の練習時間のスケジュールは次の通りです。
10分音出し兼スケール兼アルペジオ兼アーティキュレーション練習
10分レッスン課題曲練習
(一回通し練習。その後気になった箇所のみを重点的に練習)
残りの10分は楽器の片付けなどに時間充てたりしますが、時間があれば5分初見練習や低音/高音域のブレスと発音トレーニングを念入れてやるなど。
重要なのは、「練習時間が短いほど、ダラダラせず集中すること」。
絶対に守らなければならないルールは「常に音色に気を配ること」。
運指のメカニカルトレーニングであったとしても、音色を疎かにしていると、毎日継続して音色の磨きが掛けられるのに、磨かれずに時間が消費されることになります。
練習の継続性で日々音色に気を配り、少しでも良い音色を意識して継続していくことで、音色は磨かれるということを実感しています。
そして、日々音色が良くなってくると、例え定型的なメカニカルトレーニングであっても、練習のモチベーション上がります。これ、日々の練習の継続性維持という観点ではもの凄く重要なことです。
だって、何吹いても楽しくなりますから。音色良くする努力は絶対本人にとって報われることなので、何より意識して練習することが大事です。
社会人として時間制約がある中で、生産的な練習をコスト掛けずにやるためには、日々の小さな積み重ねが大切だと感じます。
これは社会人として仕事をしていく上でも同じようなことが言え、つまりそういった経験則から導かれた結論でもあります。
仕事も趣味も、それぞれに経験は活かされるものなのです。前向きに考えてやっていけば。
そして、練習したら「練習過程の見える化」として記録を行いましょう。
日々の練習の蓄積や気になったことややっている課題を簡単にでもメモを行うと、今の課題が何で、何が目標なのか、そのために何をすればいいのかをはっきりした形で意識して練習することが出来ます。
「練習過程の見える化」つまり練習記録についてはまた改めて。